ep2: Plant
- 関根 優実
- 2022年9月9日
- 読了時間: 3分
更新日:2023年6月22日
Beyond Mandara
曼荼羅 -Who am I?- 11のモチーフが持つ物語。

先月完成した曼荼羅-Who am I?-は刺繍の作品。自分の為にお守りのようなものを作りたくて手を動かした。日々何を大事に思って何を活力にしているのか考え、私が幸せになるものを糸で描いた。面白いのは動くたびに新しい表情を見せるところ。生活に馴染む一枚に毎日元気をもらっている。
私の特徴の一つに、作ったものがすぐ「過去」になるというのがある。飽き性で、完成したものに興味が持てないのだ。どんどん先に進みたくなってしまうけれど、なんだかこれは勿体無いと思った。同時に寂しさも感じた。
そこで、完成して終わりではなく新たなアプローチで作品を存分に楽しもうと思い「Beyond Mandara」を開催するに至った。(9/7)から(9/27)までの奇数日に曼荼羅に描いた11のモチーフを題材に書く「Beyond Mandara」。投稿は夜の6時。
EP 2 植物

「Beyond Mandara」EP2は植物です。私の部屋にいるモンステラとセドナに生えていそうな大きなサボテンと旅先で見つけた不思議な配色の果肉植物。
豊かな生活を送るのに必要不可欠な植物。彼らの姿は何億年もの間、心持つ動物の癒しとなり、発見となり、感動となり、そして芸術になったのです。私は、絵を描いたりものを作ったり写真を撮ったりする時、植物の存在の大きさに気付かされます。色や形、香りや質感、どんな姿も美しくみんな個性的で私にはいつでも刺激的なもの。
コロナの自粛要請が今より強く発令されていた頃、私はもともと好きだった”インテリア”に拍車がかかり、部屋をどんどん改造していました。その時、植物の置き場所ひとつで部屋のトーンがガラッと変わる様に感心して余計にインテリアや植物の世界にのめり込んでいったのを覚えています。幼稚園の時大きな葉っぱでカバンを作っておしゃれにポーズしたり木の実を潰して口紅にして遊んだりとファッションとして植物と触れ合っていた経験もインテリア好きの原因のひとつかも。自分のいる場所や身に着けるものに真剣に関わって、ときめきや刺激のスパイスを加える工夫は私の人生になくてはならないもの。植物はその工夫に最もふさわしい存在。インテリアは全て自分で選択して作るもので、それが心地いいのだけど、他からやってくるファッションや植物も同じくらいに面白い。最近では展示や雑誌完成などで友人達がお祝いギフトをくれることがあってそんな時お花をもらうとやっぱり嬉しい。甘いお菓子が苦手というのもあるけど、何より美しいものは心を満たして幸せを与えてくれます。他の人が選んでくれた花は刺激的で新しい時間と空間を生んでくれる。
つらつらと私と植物について書いてみましたが、改めて自分の身の回りの”ときめき”に照明を当ててじっくり思考する時間は必要なのだなと感じました。みなさんも自分のときめきに焦点を合わせて自分の環境を見直してみてください。きっといいことがあるはず。
Thank you for reading.
▶︎次回は9/11 日曜日
2022/09/09 18:00
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