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『taste』

  • 執筆者の写真: 関根 優実
    関根 優実
  • 2021年11月2日
  • 読了時間: 1分

更新日:2023年6月22日

「子どもの頃は~」この時思い出すのは小学校3,4年生あたり。だけど真剣に思い返せば私はその頃からあまり変わってない。考えていたことや感じていたもの、みている世界や自分への理解度。変わったことといえば持っている物の量くらい。荷物が多くなったなとは思う。取り巻く環境も変わった。けどそれが大人になることだとは思えない。私はかなり昔から、子ども心を忘れない大人になりたいと思っていた。今もその気持ちは変わらない。現在の私は大人になることも子どもで居続けることもできずにいる。

その証拠に、私は何も失っていないと思っていた。今こそ理想の日々だと思っていた。けれど過去を振り返るとそこには現在に夢中になる私の姿が見える。今の私は?スケジュール帳ばかり開いて次の予定ばかりに囚われて、まだ会ってもいない年齢の理想を勝手に思い描いて、未来にばかり期待して・・・ 今を味わって生きるのが難しくなってきている。

もし数年後、「若い頃は~」と今の私を思い返してぼやきそうになったら、今度はどんなことを思うのだろう。




Thank you for reading.

2021 11/2


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