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認めたい夏

  • 執筆者の写真: 関根 優実
    関根 優実
  • 2020年10月4日
  • 読了時間: 2分

更新日:2023年6月23日

8月は、先月の展示を終えた反動か、予定をぎっしりと詰めてしまい怒涛の毎日だった。

マスクを何度も洗い使うため繊維が出てきて鼻が痒い毎日でもあった。




8月19日、12月で20歳になる私は20歳までにしたい20のこと。と題した希望のリストを作った。

一人旅に行くだとかピアス開ける、アトリエの物件探し、完璧なヒュッゲをする、今後過ごしたい場所考える、アロエ育てる などがある。20個も次々に出てくる奴なんかいるのかと思うほど悩み、絞り出した。きっと今後内容は変わるだろうと思う。それもまた楽しみだ。




家族で滝にご挨拶に行ったり、一人暮らしの姉の家に遊びに行ったり、友人を招いて食事をしたり趣味のインテリアに没頭したり絵を描いたり。特別な夏と口を揃えていた割には充実したと思う。





7月の展示は開催までに様々な人の協力を得た。例えば2週間前にも関わらず快くギャラリーを貸してくれた飯島さん。彼女は私に表現する大事な場所をくれた恩人だ。そして今回展示後の私に冊子編集の仕事までくれた。毎週月曜日にお邪魔した。一ヶ月で過去の冊子とは全く別の新しい冊子が出来上がった。

屋号を持ち、精力的に文章や編集のバイトをやっていくといいと言われたこと。優実さんにはデザインの意見が言いやすいと言ってくれたこと。なんだか途方に暮れていた私に希望を与えてくれた。

ただ頼まれたものを作るのではなく、意見を交わし合いコミュニケーションをとりながらの制作は私に向いていると感じた。



私は年に数回クラファンをして雑誌を制作、販売したり・展示を開催してお気持ちボックスを置いたり、頼まれた絵やデザイン、編集をしてお金を稼いでいる。しかし普段は誰もがやってる所謂バイト(ウェイトレス)をして制作費を得ている。ウェイトレスのバイトは学生時代の部活のような感覚で楽しい時もあるが、やはり自分のスキルやセンスを存分に使う仕事をしたいと今回の冊子制作で強く感じた。アートに携わる仕事をしてそれに対して評価されお金をもらうことが、毎月のウェイトレスの給料の何倍も喜ばしいことだと知った。100%やりたいことだけで、と言うのはまだ遠い未来だが、少しずつ自分の納得できる仕事にシフトしていければと思う。(ただしあくまで制作の傍で、だ。)

そうすればいつか自分自身を認めてあげられる気がする。



2020 8月終わりの日

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